ドローンの飛行性能について
近年、ドローン技術の急速な進化により、建物の外壁調査手法が大きく変わってきました。 従来の外壁調査は、高所作業車や足場を組んで作業員が直接建物に近づいて行うのが一般的でした。しかし現在はドローンを使用することで効率的かつ安全に調査を実施することが可能となってきており、特に高層ビルやマンション等の調査において、そのメリットが大きくなりつつあります。 さらにドローンに搭載されるカメラ自体も日比進化を遂げている事から、調査品質の向上が進んでいる状況です。今回のブログでは、ドローンの飛行性能および搭載型カメラの進化について、詳しく解説していきたいと思います。
1.飛行性能の進化
ドローンの飛行安定性は、ドローンによる外壁調査を実施するために重要な要素となります。強風や気象条件によってドローンの飛行が不安定になると、調査品質はもちろんですが、安全面に大きな影響を与えることになります。ただしひと昔のドローンとは違い、外壁調査で使用するような最新のドローンはある程度の風速でも高い安定性を保ちながら飛行できるような性能が既にあり、これにより正確に目的の場所に飛行・ホバリングする事が可能になっています。ドローンのモーターやプロペラの設計、各種センサーの性能も日比改良され、より高精度な制御システムが搭載されるようになりました。
またドローンの継続飛行時間も調査の現場では大変重要となりますが、これもバッテリー技術・急速充電技術・モーター制御技術等の進化により、継続飛行時間の延長と運用性向上が年々図られています。フライト時間が長くなることで1度の飛行で多くの画像取得が可能となり、全体の効率性が年々向上しています。
2 ドローン搭載型カメラ技術の進化
ドローンによる外壁調査のもう一つの大きな進歩として、搭載されるカメラ技術の進化があげられます。 カメラの画素数や映像エンジンの進化により、従来に比べて高精細で緻密な画像の取得が得られるようになりました。例えば最近のドローンのカメラでは、静止画で4000万画素を超えるような高画素センサーが一般的になってきているほか、動画性能でも4K動画は既に当然として、5K以上の動画が撮影できる機種も珍しくありません。高解像度の映像はより多くの情報を記録しているので、後からデータ上で撮影対象の状態を詳細に観察する事ができ、調査品質の向上に大きく貢献しています。
また対象の表面温度分布を間接的に推定する事により外壁の浮きを推定する赤外線カメラも、日々ハード・ソフト共に性能・運用性が向上しています。赤外線カメラの進化により、従来よりも外壁調査の効率性が大幅に向上し、調査品質の向上に貢献しています。
ドローンの飛行性能と搭載カメラの技術進歩はまさに日進月歩の世界です。ドローン赤外線外壁診断センターはドローンの技術に大きな可能性を感じており、外壁調査に日々これらの最新の機材を投入していく事で、高品質の外壁調査をご提供できるようにしております。ドローンを使用した外壁調査のお問い合わせは、是非ドローン赤外線外壁診断センターにお問い合わせください