最新のドローン性能と外壁調査への応用

近年、ドローン技術の進化は目覚ましく、その性能は多岐にわたる分野で革新をもたらしています。特に、建物の外壁調査におけるドローンの活用は、安全性や効率性の向上を実現し、従来の手法を置き換える画期的なソリューションとして注目されています。今回は最新のドローン性能と、それを活用した外壁調査の実用性について詳しく解説していきたいと思います。
最新型のドローンは、従来の機体と比べて飛行性能・事故防止性能・撮影性能等が格段に向上しています。特にここ数年の技術革新は目覚ましく、弊社が実施している外壁調査においても、その性能向上が目覚ましいことが実感されます。

1.飛行の安定性

ドローンの安定的な飛行には主にGNSS情報(人工衛星から送信される衛星の位置や信号送信時刻などの情報、アメリカのGPS・日本のみちびき等)や、そのほか様々な姿勢制御センサーが使用されており、既に確立された技術になりますが、ここ数年で開発されたドローンには新しく安定性に寄与する技術が搭載され始めています。特定方向のみ対応だった衝突防止センサーの全方位化、LiDAR(レーザー光照射と反射光の受光によりターゲットまでの距離を測定する測量方法)等が該当します。もちろんこれらの性能は全機種に搭載されているわけではなく、一部のハイスペック機種のみに搭載されている場合もありますが、これらの進化によりドローンの安定性は飛躍的な進歩を遂げ、ドローンを使用した外壁調査においても、調査の安全性に大きく寄与しています。

2.高解像度カメラ

最新のドローンには、4K画質だけではなく、8K画質での撮影が可能な高解像度カメラも搭載されはじめています。一部のモデルには赤外線カメラやズーム機能も搭載されており、細かなクラックや劣化部分の検出が可能です。もちろん全てのシーンに対して8K画質が必要なわけではない(オーバースペックになることもあるため必要ありませんが)、我々が実施している外壁調査においては高画質化のメリットは大きく、点検品質の向上に大きく資するものと考えています。

3.長時間飛行

1フライトあたりの飛行時間も延長傾向にあります。バッテリーやモーター制御の進化で最大40分間程度であれば連続飛行が可能となってきました。飛行可能時間の延長により余裕をもって外壁調査ができるため、より安心しながら集中して外壁調査を行うことができるようになってきました。

4.通信形式

ドローンの通信技術にも進化が見られます。通信技術の進化により、機体とプロポ(コントローラー)との接続切れが生じるような事は以前よりもはるかに少なくなりました。また、より高品質な映像伝送の実現により、操縦画面の遅延が生じるような事も少なくなっています。通信形式の進化により、従来よりも高品質で安全な外壁調査が実現できるようになってきました。

結論

以上のように、ドローンの性能向上は日進月歩で外壁調査の安全性・品質向上に更に大きく寄与する事ができるようになってきました。我々ドローン赤外線外壁診断センターは、常に最新のドローンを導入して、安全かつ高品質な外壁調査を提供できるようにしています。ドローンを使用した外壁調査のお問い合わせは、是非ドローン赤外線外壁診断センターにお問い合わせください。